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F.ラボとは?

映像表現の本質を学ぶことで、これからの時代を生き抜くためのチカラをお届けするそれが「F.ラボ」です。

映像制作をやることは手段に過ぎない

F.ラボのプログラムではプロの映画監督の伴走によって映像制作を学ぶことができます。
しかし私たちの提供する学びの真の価値はそれだけではありません。
私たちが目指すのは映像表現を通した「生き抜くチカラ」の獲得です。

F.ラボの取組

F.ラボの教育メソッド<Film Education>は、以下を目指しています。

何かを伝えるという意図を持った映像表現を自ら体験することを通して、未来を生き抜くための5つのチカラを身につける

映画をはじめとする映像表現物の鑑賞を通して、その内容・主題・本質を批判的思考で吟味しながら、楽しむ方法を学ぶ


動画づくりや映像制作は、子どもたちにとって魅力的です。
取組自体が、とてもワクワクして楽しい。
しかしそれだけではありません。

映像制作の過程には、子どもたちが未来を生き抜くために必要なチカラを育む学びがあります。

このチカラは、新学習指導要領が示す3つの資質・能力とも関連が深く、VUCA時代を生きる子どもたちのために策定された、OECDの「学びの羅針盤」にもつながります。

映像表現を自ら体験することを通して、未来を生き抜くためのチカラを身につける「Film Education」は、まさに今求められている学びなのです。

ただし、映像はあくまで学びのアウトプットの手段です。手段と目的が逆転しないよう、学校に配布されたタブレット1台で映像制作を完結できるメソッドを構築し、先生に実践者になっていただくことを最優先に考えたプログラムを提供しています。

興味・関心を刺激し、映像のプロならではの専門知識とスキルを用いて、きっかけとコツを与えれば、子どもたちは、自らどんどん調べ、教え合い学び合いながら制作を進めていきます。子どもたちが変化していく様子を先生自身が体験し、そこから学び取っていただくことで、継続的な実践につなげていくことができます。

1人1台端末が当たり前になった今だからこそ、
ただタブレットを使って動画をつくるだけで終わらせない、
その先の学びを一緒にはじめてみましょう。

どんなチカラが
身につくのか
未来を生き抜く
5つのチカラ

5つのチカラ画像

1.協働作業ができる

映像制作は、制作過程が複雑で、作業量も処理する情報量も多く、一人で作り上げることはできません。仲間との明確なゴールの共有、スケジューリングと役割分担などの「協働作業」が必須です。仲間との映像制作を主体的に楽しみながら没頭していく中で、1 人ひとりが目的意識を持って活動に取り組む協働作業のチカラを自然に身につけることができます。

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2.多様性を理解する

グループで一つの映像作品を作り上げるためには、双方向コミュニケーションが不可欠です。作品によっては、他者にカメラを向けて話を聞く「インタビュー取材」を経験します。日常生活で他者と関わる機会が少ない現代の子どもたちが、インタビュー取材で取材対象の新しい魅力を見つけたり、思わぬ答えを聞き出したりすると、否が応でもその人への興味がわきます。他者とのコミュニケーションを通して、互いの違いを理解したうえで相手を尊重し、仲間とともに行動する経験を積むことで多様性の理解を深めていくことができます。

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3.社会とのリンク

映像制作では、取材依頼や撮影現場の確保など、外部の人との交渉が必要になります。安心安全な場所である家庭や学校から飛び出し、電話やメールでのやりとり、手紙や宅配、FAXを送るといったふだんあまり使うことのないコミュニケーションツールを使うことによって、子どもたちはさまざまな方法で実社会とリンクしていきます。また、映像をつくることだけでなく、プログラムの構成次第で、社会科見学や職場体験の一環として、またキャリア教育として実践することも可能です。

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4.メディアリテラシー

映像作品は、一般的にノンフィクションといわれるドキュメンタリーも含めて、あくまで「創作物」です。つくり手は、自らの判断で撮影し、取捨選択をしながら編集をします。子どもたち自身が映像を制作し発信する立場を体験することで、映像とは制作者の意図を持って作られたものであり、真実を100%映し出したものではないという事実に気づきます。このように、映像制作を通じて、世の中に氾濫する情報の真偽を見極め、その特性を理解して使いこなす複合的なチカラ、メディアリテラシーを身につけることができます。

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5.学び続ける

映像制作とは、まったくのゼロからイチ(新しい世界)をつくり出すものです。新たなインプットとアウトプットを繰り返すほど完成度が高まっていく経験は、子どもたちのクリエイティビティを刺激し、好奇心や知識欲を高め、プロならではの専門知識とスキルを知ることで、自ら表現の幅を広げ、問いを立て、工夫を凝らすようになります。さらに「子どもたちがおもしろがれる」チャレンジの場にもなり、もっと学びたいという子どもたちの内発的動機を引き出し、学び続ける楽しさを知る機会にもなります。

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映像制作は
これからの社会で
求められる力

グループで問題を解決する力のレベルを上げるために、今、探究学習に注目が集まっています。児童生徒自らが課題を設定し、解決に向けて情報を収集・整理・分析したり、周囲の人と意見交換・協働したりしながら進めていく映像制作は、それそのものが探究学習となります。また、大学の総合型選抜入試や企業の採用選考で、自己PR 動画の提出を求められるなど、映像制作は、広く一般的に身につけるべきスキルとしても浸透しつつあります。このように、映像制作は、問題解決能力や自分の伝えたいことが伝わる映像表現力といった、これからの社会で求められる力を育みます。

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